シェーピング

サーフボードシェイプの準備は整いましたので、作業にかかります。 最初に、あなたの希望する最終的な寸法を確認してください。方眼紙上で図にして、作業場の近くの壁にでも貼っておくと良いでしょう。
それでは、ブランクのボトム側を上にして、台の上に置いてください。その上に、ストリンガーの位置にあわせてテンプレートを置きます。次に、ヘビーリードペンシルでテンプレートに沿ってラインをひきます。できましたら、テンプレートをひっくり返して、逆側も同様にラインをひきます。この作業の時、テンプレートが完全にブランクと密接していることを確認して行ってください。

いよいよブランクをカットします。セーフティーマスクを着けてください。ノコギリでテール側かゆっくり慎重にカットします。ここでは2,3mmの余裕を残しながらカットしてください。特にノーズのストリンガー周辺をカットするときは、ゆっくり進めてください。できれば誰かに固定を手伝ってもらうほうが良いでしょう。

次に、ブランクをワークホースのボードをホールドする部分にはめます。プレーナーの刃を1mmにセットしてください。そしてレールに沿って、鉛筆のラインを越えないように慎重に削ります。テールからノーズまで、ほぼ完璧に連続したレールラインができたところで止め、反対側のレールも同様に処理します。

今度はボトム側を上にしてボードを置いてください。プレーナーの刃を2mmにセットし、 下図のようにラインに沿ってテイルからノーズまで削ります。
 
計画しているボードの厚みより、1cm程度余分に残すところまで続けてください。
できましたら、ボードをひっくり返してください。ここはちょっとトリッキーです。ボトムと同じように削りますが、電気プレーナーはノーズ付近では使ってはいけません。ハンドプレーナーかフィンガープレーナーで削ってください。硬い層を過ぎて、柔らかい層が出てくるところまで(約2mm)削ってください。

次のパートは職人の目が必要になります。プレーナーを使ってゆっくり、慎重にレイルのカーブを削っていきます。おおよそのフォームが削れたら、スチールメッシュでレイルをはさむようにして、テイルからノーズまで完璧なシェイプになるまで削ります。 ボトムレイルの前半3/4は、丸みをおびさせ、後半の1/4は少しだけシャープなエッジを だしてください。蛍光灯のあるシェイピングルームで作業をしていれば、外で作業 するよりは、シェイピングのミスをより簡単に見つけることができます。

いよいよ大詰めのグラッシングへ

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