仕上げ

ここまでくればボードはほとんど完成です。しかし、まだリーシュプラグとボードを滑らかにするためのサンディングが必要です。

テールから6~8cmのストリンガー近くに、3.4cmの電気ドリルを使って穴をあけます。この作業の前にリーシュプラグを埋め込むのに十分な厚みがあるかどうかを確認してください。リーシュプラグがデッキに対して水平に埋め込めるところまで、クロスを小型ナイフで取り除いてください。

紙コップに硬化剤を混ぜた100mlのホットコートレジンを用意して、その内の少量をリーシュプラグの穴に注ぎます。そして、そこにリーシュプラグをはめ込んでください。その後、さらにレジンを追加して、リーシュプラグを押し込みます。使い古したペイントブラシで余分なレジンを取り除いたら、硬くなるまで待ちます。 

固まったらサンディングの作業に入りますので、マスクとセーフティーグラスを着用して、エレクトリックサンダーを用意してください。サンディングはボトムから行います。すべての艶と、凹凸がなくなるまでサンディングしていきます。細かい部分は直接、手を使って削らなければいけません。ボードにダメージを与えないようにサンディングし過ぎに注意してください。もし何かしたのダメージを加えてしまった場合は、少量のレジンと、必要に応じてクロスを使ってリペアしてください。目の細かいサンドペーパーを使うのがベストですが、時間がかかります。粗いサンドペーパーでは、作業時間は短くできますが、簡単にダメージを与えてしまいます。ですから美しい仕上がりの為にも細かい目のサンドペーパーをお勧めします。

すべての部分がスムーズにサンディングできましたら、バケツに水を用意します。できれば、ホースで流水が確保できるとさらに良いでしょう。水につけたウエットサンドペーパーで、円を描くように、全体に艶がでるまで磨いていきます。このステップはとても重要です。これを省くと、触ったときに肌が刺激されます。

以上で、あなたのボードは完成です。強度を出すために、さらに3日間は触らないでください。これは全てのレジンを完璧に固まらせる為です。

おそらく、初めて作ったボードは、ショップに並んでいる製品と同じようには見えないと思いますが、がっかりしないでください。どんなプロシェイパーでも、初めのうちは、良くないボードを作ります。3,4本の製作をこなせば、この製作過程を簡単にこなせるようになり、より良いボードが作れるようになるはずです。

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