東京オリンピック出場選手を見てみよう(男子編)

オリンピックでサーフィンが初めて競技として採用されたTOKYO 2020で、男女各20名の栄誉ある出場権を手にした選手たちです。(この記事は男子のみ)

五十嵐カノアCT初優勝

2019 WSLチャンピオンシップツアー10位以内に入って出場権を獲得した選手

五十嵐カノア(日本)
イタロ・フェレイラ(ブラジル)
ガブリエル・メディーナ(ブラジル)
コロヘ・アンディーノ(アメリカ)
ジョン・ジョン・フローレンス(アメリカ)
ジョーディ・スミス(南アフリカ)
オーウェン・ライト(オーストラリア)
ジュリアン・ウィルソン(オーストラリア)
ジェレミー・フローレス(フランス)
ミシェル・ボウレズ(フランス)

2019 ISAワールドサーフィンゲームズで出場権を獲得した選手

和井田理央(インドネシア)
レアンドロ・ウスナ(アルゼンチン)
ラムジ・ブキアム(モロッコ)
ビリー・ステアマンド(ニュージーランド)
フレデリコ・モライス(ポルトガル)

2021 ISAワールドサーフィンゲームズで出場権を獲得した選手

大原洋人(日本)
レオン・グラツァー(ドイツ)
ミゲル・トゥデラ(ペルー)
ルッカ・メシナス(ペルー)
マニュエル・セルマン(チリ)

注目はやはりCTサーファーたちでしょう。その中でも金メダル最有力候補がブラジルのガブリエル・メディーナとイタロ・フェレイラ。メディーナは2014、2018のワールドチャンピオンで、フェレイラが2019のワールドチャンピオン(2020はCTがキャンセル)。その二人が現在CTのランキング1位と2位となっており、好調なのは間違いありません。
そして2017、2016のワールドチャンピオンだったジョン・ジョン・フローレンスも今期の初戦で優勝を飾っておりメダル候補の一角です。
日本代表の五十嵐カノアは現在、世界ランキング6位、2019年CTで優勝経験もあり、直近のJeep Surf Ranch Proでも3位、単体の大会でみればメダルの可能性は十分あります。もう一人の日本代表、大原洋人は実績では劣りますが、過去にはUSオープンで世界のトップサーファーたちを抑えて優勝した経験もあり、今回、日本開催という地の利を生かしてメダル圏内に食い込んでくる可能性があります。
さらには、インドネシア代表の和井田理央。埼玉生まれのハーフで5歳からバリに住む選手です。アメリカ生まれアメリカ育ちのカノアより日本寄りの選手といっても過言でありません。CT選手に勝った経験もあるので活躍に期待です。

世界ランキング1位のガブリエル・メディーナ選手

本番は約1ヶ月後、世界の代表選手たちが実力を発揮できるサイズの波で大会が開催されることを祈りながら、楽しみに待ちましょう!